HOTE KARA GO! 仙台
2008年
02月28日
(木曜日)
蔵元訪問・寒梅(かんばい)酒造('08.3月号)
「寒梅酒造」は“米どころ宮城”の穀倉地帯、大崎平野のど真ん中・大崎市にある。春になれば田んぼに苗を植え、収穫した米は仕込みに使う。県内でもごく小さな蔵の、米作りからの酒造り。幻の米にも挑戦する個性派の蔵元だ。

- 所在地
- 大崎市古川柏崎字境田15
- 問い合わせ
- 0229-26-2037
http://homepage3.nifty.com/miyakanbai/ (ブログ)
米作りのプロが醸す、味わいの酒
寒梅酒造の酒といえばやや重量感のある酒をイメージする。
「どちらかというとコクのある酒が多いですね。でも今季は米が硬いこともあって、きれい系の味になりそうです」と岩崎隆聡社長。
さらに、例年より香りの立つ酵母を多く使用することにした。
年間約300石(54キロリットル)という小さな蔵の、模索しながらの酒造り。従来の味を守りながら、一方で飲み口の良い酒も打ち出す。次世代の日本酒ユーザーとなる若年層を見据えている。その一環として、地元大学生らの日本酒研究にも協力してきた。
使う米の種類が多く、「美山錦」「愛国」「ひより」「ササニシキ」「ひとめぼれ」の5種類は、蔵元自ら栽培している。幻の米といわれる「愛国」は、わずか132粒の種もみから酒を仕込めるまで増やしたとか。ロマンあふれる仕事ぶりだ。
看板商品の一つが「ひより」の大吟醸。この酒米は近年県内で開発され、山田錦とササシグレを親に持つ。香りが良く、栽培農家が限られる希少な米でもある。
自家栽培米は8割が減農薬米。コストパフォーマンスに優れる点も大きな魅力で、「ひより」純米大吟醸は1800ミリリットル3780円。
今季からラベルデザインをリニューアル。新生「宮寒梅」に期待したい。
蔵元に聞く
寒梅酒造の岩崎健弥さん(23)、真奈さん(23)のふたりは社長兼製造責任者である岩崎隆聡さんの娘夫婦。2人とも酒造りや経営に参加しながら現場修業中。
「2人とも酒造りはまだ2年目なので、まず基礎固めからと考えています。
蔵としては今後もそれぞれの米の味を生かした酒造りをし、造り手の顔や思いの見える酒を造っていきたい。どっしりとした昔からの味わいと、今の若者向けの酒。どちらも造る中で、自分たちの感性を取り入れていけたら。今季は目下、『宮寒梅』の銘柄の再構築が目標です。これまでは『岩崎』の方にオリジナル色を強く出していましたが、『宮寒梅』にまた力を入れていくことになりました。こちらの銘柄で『斗瓶取り』や『中取り』、『袋つるし』(搾り)といったお酒にもどんどん挑戦していきたい。ラベルも一新します。家族で何度も話し合った上で決めました。たくさんケンカもしましたよ(笑)」
蔵の歩み
もともと農業に従事していた岩崎家が酒造りを始めたのは1916(大正5)年から。戦時中は一時中断し、1957(昭和32)年から再開。「宮寒梅」の銘柄は創業当初から地域に親しまれてきた。地酒ブーム以前に当時の南部杜氏が純米酒に力を入れていたことから、ブームの先駆けとして一躍全国的に有名になる。主に関西で愛飲されていた。近年は地元中心に「岩崎」の名でも知られている。「美郷錦」で醸す酒は今季で最後になる。
商品紹介
- 宮寒梅 吟醸一徹

- 自社田で育てた「美山錦」を使用した吟醸酒。香り豊かで、キレのある味わい。
- 1800ミリリットル/3062円
- アルコール度数16.2度/日本酒度+1
- 精米歩合50%
- 宮寒梅 純米大吟醸ひより

- 自社田栽培米「ひより」を使用。すっきりした味わいで、香り豊か。飲み飽きしない酒。
- 1800ミリリットル/3780円、720ミリリットル/2100円
- アルコール度数15.6度/日本酒度±0
- 精米歩合45%
※一部商品はラベルデザインが変わります
- 取扱店
- 石田酒店(仙台市太白区長町)、阿部酒店(仙台市青葉区川内)、八重樫酒店(仙台市宮城野区東十番丁)、さぶん酒店(栗原市瀬峰)など
2008年
02月07日
(木曜日)
蔵元訪問・山和(やまわ)酒造店('08.2月号)
山和酒造店は宮城県中西部のまち、加美町に蔵を構える。標高1500メートルの船形山をはじめとした船形山系の山々と田園に囲まれ、河川が流れる自然景観の美しい地域だ。昔から米どころであり、町中心部にはいまも三場の造り酒屋が並ぶ酒どころでもある。

- 所在地
- 加美町字南町109-1
- 問い合わせ
- 0229-63-3017(※蔵見学応相談/時期・人数による)
http://www.nona.dti.ne.jp/~yamawa/(ブログ開設中)
“手造り”再び、 一本ごとに個性
山和酒造店は加美町三場の内の一場で、明治期から「わしが國(くに)」の銘柄で知られてきた。
銘柄名はある民謡の冒頭にちなむ。「わしが国さで見せたいものは、むかしゃ谷風、今、伊達模様」。仙台藩出身の第4代横綱・谷風(たにかぜ)をたたえた藩制時代の謡だ。
現在、この「わしが國」と並んで看板になりつつあるのが「山和」の名で醸す特約店限定酒。世代交代が盛んな酒造業界では、若手経営者が品質重視に切り替えると同時に、次世代を担う新銘柄を打ち出す傾向にある。この「山和」も、3年前に7代目蔵元の伊藤大祐さんが立ち上げた。
伊藤さんは農業大を卒業後、蔵へ戻ると、造りの原点に立ち返った。「一本ごとの個性を大事に」と、思いを同じくする杜氏や蔵人を新たに集め、工程一つ一つを手作業に戻した。
目指す「きれいな酒」とは、「米の素直なうま味や、酵母から立つ素直な香りが生きた酒」。純米系は派手ではないけれど、穏やかな酸味と香り、滑らかな口当たり。毎夜飲みたくなる、飽きのこない酒だ。「山和」においては定番品のほか、今後、季節商品もさらに出していきたいという。
酒粕を再利用した「粕取り焼酎」の製造も始めた。スペインから取り寄せたシェリー樽とカメで熟成させた酒は、甘く、熟れた果実のような芳純な香りが漂う。
蔵元にきく
7代目蔵元伊藤大祐さん(28)が「山和」を立ち上げたのは三年前。「自分が表に出れば、若い人たちも日本酒にとっつきやすくなるのでは」と、日本酒関連のイベントやセミナーにもたびたび参加している。
「食事と合わせる時、お酒だけを楽しみたい時、杯を重ねたい時など、飲み手のシチュエーションごとに感動を提供したい。シーンごとに酒を選べるよう、大吟醸なら大吟醸、純米なら純米らしく、味にメリハリをつけたいですね。
蔵に戻ってきた当時は、宮城の各蔵元が個性のある新ブランドを立ち上げていました。焦りましたが、まずは造りを学ぼうと。その後はやる気のあるメンバーとも巡り会え、(「山和」を)立ち上げることができました。酒造りはチームワーク。思いが同じでないと良い酒は造れません。
関東方面の酒販店への営業も、当初は全敗でした。気合いは空回りしていたし、経験がなさすぎた。しかし3年目から手応えを感じるようになり、徐々に酒販店側から連絡をいただけるようになりました。今後も『山和』のクオリティーを上げることを考えていきたいです」
歴史と酒造り
1896(明治29)年に薬屋から醸造業へ転身。古くからの銘柄「わしが國」と、新銘柄「山和」(特約店限定)の2銘柄を主に醸す。使用する酒米は、宮城県産「蔵の華」をはじめトヨニシキ、美山錦、山田錦など。28歳の蔵元と同年代の蔵人たち、老練な南部杜氏のチームワークが光る。
鑑評会では数々の賞を受賞。生産量は年間1000石(180キロリットル)弱。
商品紹介
- 山和 純米吟醸

- 年間900kgの小仕込みの酒。さわやかな香りと米のうま味がうまく調和しており、食事と共に、また酒だけでも楽しめる。
- 1800ml 3150円、720ml 1575円
- アルコール度数15〜16度
- 精米歩合美山錦50%
- 酒一筋 わしが國 特別純米酒

- 宮城の酒米「蔵の華」を使用。バランスが良く、ふっくらとした米のうま味を感じる。飲み飽きないので毎日の晩酌などに。
- 1800ml 2415円、720ml 1275円
- アルコール度数15〜16度
- 精米歩合蔵の華(有機米)60%
2007年
12月27日
(木曜日)
蔵元訪問・阿部勘(あべかん)酒造店('08.1月号)
全国有数のマグロ水揚げ量を誇る塩竈は、奥州一ノ宮・鹽竈(しおがま)神社の門前町として発展してきた。その御神酒酒屋として古くから酒を醸してきたのが「阿部勘酒造店」。きれいでありつつ力強さのある、日本酒らしい味わいが、玄人までの心をとらえている。

- 所在地
- 塩竈市西町3-9
- 問い合わせ
- TEL022-362-0251(※蔵見学は要相談)
塩竈から「日本酒らしさ」問う一杯
宮城県内には500石(90キロリットル)前後の小さな蔵元が多く、それぞれに個性的な酒造りを行っている。「阿部勘酒造店」もその一場で、宮城の酒質傾向である淡麗辛口の中でも、しっかりとうま味を感じられる酒が多い。「柔らかすぎず、肉料理にも負けない力強さがある」とは、仙台市の居酒屋「Mori」の評。
目指す酒は「米のうま味がありながら、きれいで後切れの良いお酒」。少人数を補う近代設備が特徴であり、人の手と勘に加え、機器を活用しながらの醸造を行っている。
省力化した労力は原料処理(洗米・吸水)に注ぐ。丁寧な作業によって力強く育った麹米(こうじまい)は、硬めに蒸した掛け米を懸命に溶かす。その際に生じる甘みやうま味が、より一層酒を味わい深いものにする。
火入れは一回のみの瓶貯蔵。約一カ月で出荷するためフレッシュな口当たりも楽しめる。
看板銘柄は地元限定流通の「於茂多加」シリーズ。定番品として亀の尾や山田錦で醸した3種を販売するほか、本数限定で出荷する「福露(ふくろ)搾り」がことに人気だ。県外・首都圏では「阿部勘」「四季の松島」などで知られる。
酒米は主に県産米を使う。今季は比較的新しい宮城の吟醸好適米「ひより」(山田錦とササシグレの子)を使って純米大吟醸に挑戦するという。
杜氏に聞く、酒造り
南部杜氏集団が出稼ぎで醸す中、阿部勘酒造店初の年間雇用社員として入社した平塚敏明さん。名杜氏・伊藤栄さんの下で約10年間修業し、おととし杜氏職を継いだ。
「やはり(杜氏としての)責任の重さがこたえました。そのプレッシャーは、今まで感じたことがないものでした。これまでは、前の杜氏に頼ってたんですね。
お酒は、食事をしながら飲んでいただくのが本来あるべき姿だと思っています。脇役、それもつまみの味を引き立てる“名脇役”的な存在であれと。長く飲んでもらいたいですから。そんなお酒を造っていければと常日ごろ心掛けています。若い従業員が多いので、仲間の輪を大事にしながらやっていきたいですね」
阿部勘酒造店の<歩みといま>
阿部家は現在14代目。古くから鹽竈神社のおひざもとで商いをし、1716(享保元)年に同社の御神酒酒屋として酒造りを始めた。名杜氏といわれた故・伊藤栄さん(南部杜氏)の下で1994(平成6)年に近代設備を導入、伝統製法と併用した酒造りを行っている。現在は新杜氏・平塚敏明さんが若いスタッフを率いて造りに励む。全国新酒鑑評会では4年連続金賞受賞。粕取り焼酎にも取り組む。
商品紹介
- 於茂多加(おもたか) 福露(ふくろ)搾り 純米吟醸 生酒

- 昔ながらの手法である酒袋を使って搾った酒。機械搾りに比べて雑味が少なく、香りや味わいが華やかに。幸せを運ぶ「福の露」となるよう「福露搾り」と命名した。
- 1800ml3255円、720ml1628円
- アルコール度16〜17度
- 精米歩合55%
- 於茂多加 亀の尾 純米吟醸

- 宮城県石巻市の契約農家が作る「亀の尾」を100%使用。心地よい香りと米のうま味が特徴で、さまざまな料理に合う。
- 1800ml3465円、720ml1733円
- アルコール度15〜16度
- 精米歩合55%
2007年
10月07日
(日曜日)
私好みのオススメ日本酒・1(蔵元訪問特別版)
乾坤一 大沼酒造店
乾坤一 特別純米辛口
ササニシキを使って醸した大沼酒造店の看板商品。すっきりときれいな味わいで、切れが良い。香りも程よく、食中酒にお薦め。720ml1260円、1800ml2625円/アルコール度数15〜16度/日本酒度+4/精米歩合55% ※仙台市内の主な酒販店で取り扱う
ササニシキで醸す食中酒
かつて紅花の集散地として栄えた村田町で、1712(正徳2)年に酒造りを始める。
使用する米の5割近くを占めるのは、県産米として全国的に知られる食用米「ササニシキ」。関連業界では「ササニシキを使って造らせたら右に出る者はいない」との定評がある。
昔ながらの和釜を使い、こうじ造りから手作り。少量仕込みなので、最高級酒ともなるとワンシーズンに米約700kg分しか仕込まない。
推薦者はかく語りき
日本酒っておいしいんだなと初めて思えたのが「乾坤一」。甘みはあるのにすっきりしていて、グラス一杯すぐに空けてしまいました!(U.R/27歳・女性)
杜氏コメント
「ベースに考えているのは、飲み飽きのしない、味切れの良い酒です。もう一杯、と自然に進む酒にしたい。うちの酒は特別、華やかな香りや味があるわけではありません。酒と料理は対等の関係で、相乗効果を楽しむもの。だから食中酒として飲んでもらうのが一番かなと思っています」(菅野幸浩杜氏)
大沼酒造店
- 住所
- 村田町字町56-1
- 問い合わせ
- TEL0224-83-2025
(※蔵見学は不可)
夢幻・天上夢幻 中勇酒造店
夢幻 黒ラベル(吟醸原酒)
原酒だが、さらりとしたのど越しと上品な香り、膨らみやこくのある味わい。よく冷やして、またはロックで飲むといい。720ml1995円、1800ml3885円/アルコール度数18度/日本酒度+1/精米歩合55% ※エスパル仙台店地階「酒仙蔵吉岡屋」などで取り扱う
30年来のロングセラー
宮城県北の大穀倉地、大崎平野でとれた米と船形山の伏流水を使い、昔ながらの手造り・寒造りで醸す。
代表的な銘柄は「夢幻」や「天上夢幻」、「鳴瀬川」など。特に「夢幻」シリーズの吟醸原酒(通称「黒ラベル」)は“ロックでおいしく飲める日本酒”とセンセーションを巻き起こす。人気は根強く、30年来のロングセラーを誇る。
創業は1906(明治39)年。「夢幻」の銘柄名は画家で登山家の岡部一彦氏が命名。
推薦者はかく語りき
宮城の酒の中では一番好きです。口に含んだ瞬間スキッ、さらっとしているのに、じんわりとうまみが広がる味に蔵の思いを感じます。(W.T/48歳・男性)
杜氏コメント
「酒造りは米から気候から年ごとにすべて違います。毎年が一年生ですね。もろみをしっかりと低温発酵させること、アルコールと甘辛のバランスを見極めることが大事で、そいういう点に私たち杜氏の勘が生かされるんだと思います。毎シーズン、まず一本出るまではなかなか心配ですね」(高橋健一杜氏)
中勇酒造店
- 住所
- 加美町字南町166
- TEL
- TEL0229-63-2018
(※蔵見学は要予約)
墨廼江・谷風 墨廼江酒造
春陽 墨廼江 純米吟醸酒
宮城酵母のさわやかな香りと、芳純な味わいが調和した酒。こうじ米に「山田錦」、掛け米に宮城県独自の酒米「蔵の華」を使用。720ml1838円、1800ml3675円/アルコール度数15.8度/日本酒度+3/精米歩合50% ※エスパル仙台店地階「酒仙蔵吉岡屋」、仙台駅1階「ワインブティック ミディ」などで取り扱う
人気じわじわ、港町の古株銘柄
港町・石巻市で生まれた「墨廼江」は、昔から「石巻地方300年来の古株」と言われてきた歴史のある銘柄だ。目指す酒は「きれいで柔らかく、気品の漂う酒」。全体的にバランスの整った味わいやコストパフォーマンスの高さが評価され、じわじわと人気が高まっている。
もう一つの銘柄「谷風」は、江戸時代後期に活躍した仙台出身の横綱、谷風梶之助にちなんだ名前。純米大吟醸の一升瓶を本数限定で毎年6月に発売している。
推薦者はかく語りき
きりっとしていて、お酒らしいお酒だと思う。華やかすぎる味は苦手だし、昔の普通酒のようにどっしりしすぎてないところが好み。(S.K/52歳・男性)
社長コメント
「高級酒になればなるほど強い酵母が必要で、温度管理と衛生管理が大事になります。タンクを惰気樽(だきだる)やマットを使って保温したり、冷水で冷やしたり…。本仕込みでは10度ぐらいの低温で発酵させます。ある程度ストレス(低温発酵)を掛けると良い香りを出す。人と同じかもしれませんね」(澤口康紀社長兼製造責任者)
墨廼江酒造
- 住所
- 石巻市千石町8-43
- 問い合わせ
- TEL0225-96-6288
(※蔵見学は不可)
2007年
10月07日
(日曜日)
私好みのオススメ日本酒・2(蔵元訪問特別版)
森乃菊川・森民 森民酒造本家
森乃菊川 蔵の華純米吟醸
宮城県独自の酒米「蔵の華」を使用。華のある香りと、幅広い味わいを持つ、最もバランスの良い純米吟醸酒。食中酒にお薦め。720ml1995円、1800ml3675円/アルコール度数15度/日本酒度+3/精米歩合50% ※仙台駅1階ワインブティックミディ、藤崎本館地下1階など
純米の極み目指す、仙台発の酒
米の持ち味を生かした酒は、食事に華を添えるだけでなく、主役にもなる腰の据わった味わい。“日本酒らしい日本酒”と、特に純米酒を好む消費者に定評がある。「ポップな和」をコンセプトにラベルやボトルをデザインし、日本酒の新たなイメージ作りにも挑戦している。
創業は1849(嘉永2)年。蔵は仙台市中心部にあり、いまや街中に残る酒造文化の担い手として同社は貴重な存在になりつつある。
推薦者はかく語りき
森民ならではの味がしっかりと乗って、腰のある酒が「酒」という感じがして好き。仙台市内に蔵があるのも応援したくなる理由の一つ。(M.S/29歳・女性)
杜氏コメント
「年ごとの米の特徴をつかみ、気候に合った造りをすること―酒造りはそれが難しい。毎年味が違っていたのでは単なる『できたお酒』になってしまいます。そうではなく『造ったお酒』にしたい。蔵元の求める酒をイメージしつつ、自分の思いを込めて造る。皆さんにおいしく飲んでもらえる酒を造ることが私たちの仕事です」(阿部作二杜氏)
森民酒造本家
- 住所
- 仙台市若林区荒町53
- 問い合わせ
- TEL022-266-2064
(※蔵見学はまとまった人数で。要予約)
日高見・新関 平孝酒造
日高見 純米
兵庫県産の酒造好適米「山田錦」を100%使用し、じっくりと低温貯蔵させた酒。ふくよかな米のうまみがしっかりと感じられつつ、後味はさっぱり。飲み飽きない純米酒。720ml1223円、1800ml2730円/アルコール度数15.5度/日本酒度+2〜3/精米歩合60% ※仙台市内の有力地酒専門店で取り扱う
「魚でやるなら日高見」
港町・石巻で1861(文久元)年に創業。
小さな蔵元ながら、20年ほど前に打ち出した銘柄「日高見」の名はいまや全国区だ。銘柄名は東北一の大河「北上川」の昔の呼称「ひたかみがわ」にちなんで命名した。
モットーは、魚介料理に合う「透明感のある、きれいな酒」造り。幻の酒米で醸した酒や純米粕(かす)取り焼酎を手掛けるなど、そのアイデアにはロマンや遊び心があふれる。
推薦者はかく語りき
「日高見 純米」は飲みやすく、いつも一升瓶をすぐに飲み切ってしまいます。求めやすい価格なのに味の良いところが消費者としてうれしい。(F.Y/44歳・男性)
社長コメント
「地酒はその土地の個性がないと生き残れない。魚のおいしい石巻だからこそ『魚でやるなら日高見だっちゃ!』と、消費者の皆さまに言ってもらえる酒にしたい。透明感があり、それでいて米の味わいが生きていて、程よく香るもの。魚の脂を切る意味でもキレの良い酒であること。全体的に上品な味わいを目指しています」(平井孝浩社長)
平孝酒造
- 住所
- 石巻市清水町1-5-3
- 問い合わせ
- TEL0225-22-0161
(※蔵見学は不可)









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